11月3日〈火 祝日〉港区スポーツセンター第1武道場にて連盟初となる東京大会が開催された。1999年に第1回大会が開催されてより、着衣総合格闘技という新分野を先駆し続けてきたRF大会は今回17回目にして初の東京開催となった。
「武道」「和」をテーマに開催された今大会、そのモチーフに沿った今大会は現代格闘技とは一線を画すものとして注目を浴び、日本だけではなく世界各国からも出場を表明した選手も大勢居り、国際色も豊かでハイレベルな熱戦が繰り広げられた。
大会の合間には興和警備保障の西村政志氏による演武が行われ、日常の中で家に有るものを使い、身を守るといった内容で、使われたものは文鎮、足つぼマッサージ器具など、驚くようなものを使い、観客を魅了した。
空いたスペースでは来場した観客に武道体験会と目玉は盛り沢山といった内容であり、来場者参加型と大変ユニークな大会となったのも間違いないだろう。
試合内容としてはプロ格闘技DEEP等で活躍する青木隆明(禅道会総本部)が秒殺劇を見せ最優秀選手賞を獲得、その他、松井英夫(禅道会総本部)が大会史上初の3階級制覇を成し遂げる等、注目選手も順当の活躍を見せ、観客を大いに沸かせた。
理事長の小沢隆氏は「大変見ごたえのある大会でした、来年も是非東京大会を開催してほしい」と語る。東京オリンピックで「空手」の参入が注目される中、開催されたRF武道空手道選手権大会、「スポーツ」ではない「武道」として今後の展望を注目して見てもらいたい。